脳細胞は日常の積み重ね
セミナーに登壇したサントリーウエルネス生命科学研究所の研究主幹・得田氏は、サントリーウエルネスとは無関係の個人の活動として、脳にいい行動について広める「脳ニモ」活動を行っている。
セミナーでは、脳の神経細胞は他の細胞と異なり、新陳代謝せず一生使い続けるものであると指摘。「一歩一歩の歩行や朝食、歯磨きといった何気ない習慣が脳のリスクを低下させる」と語り、エビデンスに基づいた九つの生活習慣をビンゴ形式で紹介した。

▲脳にもよい活動「脳ニモ」のセミナー
特に食事面では、脳の構成成分である脂質に着目。卵や肉に含まれるアラキドン酸が前頭葉を、魚に含まれるDHAが側頭葉をそれぞれケアするという研究結果を解説した。
得田氏は「脳の健康には、何か一つを特別にやるのではなく、複数の良い習慣を楽しく積み重ねることが大切だ」と解説した。
プロ雀士で、最高位戦日本プロ麻雀協会副代表の近藤誠一氏と、得田氏の対談も行われた。
麻雀について得田氏は「ルールを覚え、作戦を練り、指先を使い、人と会話する。脳にとって最良のエンターテインメントだ」と評価した。

▲参加したシニアが麻雀を体験
近藤氏は、日頃から体力を維持するために水泳や散歩を意識していると明かし、「それが結果的に脳にも良いことだと知り、新たな気づきを得た」と語った。
セミナー後には「賭けない・飲まない・吸わない」をルールとする健康マージャン体験会が行われ、参加者は頭と指先を使いながら交流を楽しんだ。
