ローヤルゼリー販売の老舗、ジャパンローヤルゼリー(JRJ、本社東京都、日高景介社長)は4月19日、創業60周年を記念したコンベンションを、愛知・名古屋で開催、全国から代理店ら210人が参集した。著名人などもゲストに迎え、華やかな会になったという。「まずは100年企業を目指して取り組みを強化していく」と意気込む日高社長に話を聞いた。
──4月19日の60周年イベントの状況について聞きたい。
毎年春に開催しているコンベンションを、今年は60周年を記念した内容で開催した。今回は名古屋で開催し、代理店ら210人が参加した。コンベンションを名古屋で開催したのは今回が初めてだった。
もともと当社の有力代理店は、愛知・静岡に多かった。今は三重も活発だ。60周年ということで、そうした方々にとっても集まりやすい場所ということで、名古屋での開催となった。
──どのような内容だったのか?
冒頭、私から、60周年を迎えられたことについて、改めて代理店ら参加者に、感謝の意を伝えた。
誰もが知る著名人からも、サプライズのビデオメッセージをいただいたことから、会場は大いに盛り上がった。
外部講師としては、琉球大学の佐藤良也元副学長・名誉教授にも講演いただいた。佐藤先生には、当社のローヤルゼリーの研究を20年以上にわたって行っていただいている。ローヤルゼリーについては、免疫だけでなく脳の分野でも研究成果が生まれている。
加えて今回は、精神科医の和田秀樹先生にも講演いただいた。和田先生は、大変な人気で、執筆した書籍だけで800冊あると聞いている。本音でお話しになる講演内容は大変興味深く、来場した代理店らも喜んでいた。
──表彰式も実施したのか?
表彰式も実施した。今回は初めての名古屋開催ということで、特に東海エリアで頑張ってくれた人が多かった。表彰を受けた人の中にも、東海エリアの人が多かった。
表彰式の後は、再び私の方から、2027年3月期の方針を説明した。
──どのような方針を打ち出したのか?
これまでと大きな変更があるわけではないが、来場した方々に、「新規の代理店を作りましょう」ということと「必要なサポートはしますよ」というメッセージをお伝えした。
60周年のリーフレットを作ったことも報告した。通常当社では、販促品は、それぞれご購入いただくのが原則だ。今回は60周年ということもあり、無料で必要なだけ配らせてもらうことにした。新規の方々に話をするきっかけにしてもらえればと思っている。60周年の記念品としてせっけんもお配りすると発表した。
当社では2026年3月期において、新規のお客さまにお越しいただく特別セミナーを各地で開催してきた。外部講師として佐藤先生を迎え、対談形式で行ってきた。全国で開催し、各回、50~100人規模で集まっていただいていた。
この特別セミナーをきっかけに勢いづいている地域もある。今後も継続的に開催していくことを、コンベンションでもお話した。現場からの要望に応じて開催していきたいと考えている。
前期(2026年3月期)に実施して好評だった、「代理店のチャレンジ企画」を、今期も実施する予定であることもお伝えした。
──チャレンジ企画とは?
当社の代理店である「セールスリーダー」になるためには、最低16万円分の商品を仕入れていただく必要がある。この点を「敷居が高い」と捉える人もいた。そこで2025年は7~9月に、3カ月間の期間限定で、「セールスリーダーチャレンジプログラム」を導入した。この制度では、16万円の仕入れを行わなくても、代理店として活動できる。ただ、累計の仕入れ額が16万円を超えるまでは、コミッションは発生しない。新制度を使えば、「自分に代理店が務まるのか」と不安に思っている人も、気軽にチャレンジをしてみることができる。
──実際、導入してみてどうだったか?
結果的に、セールスリーダーの数を増やすことができた。セールスリーダーになろうと、新制度を利用した人の中には、セールスリーダーをあきらめた人もいるが、その人も商品の愛用者になってくれたりした。
既存の愛用者の中からも、ビジネスをやってみようと取り組んでくれる人が出てきた。これまで見えなかったところを可視化してくれたように感じており、導入したことのメリットを感じている。今期(27年3月期)も下半期に期間限定でやろうかと考えている。
コンベンションでは、代理店や愛用者、その家族が参加できる欧州旅行の披露も行った。オランダ・ベルギーをまわる2泊の旅だ。インセンティブツアーにはせず、それぞれが希望すれば自費で参加できるようにした。ゴージャスな旅を、気の合う仲間で楽しんでいただきたいと考えている。
──コンベンションでは他にもサプライズがあったのか?
当社がスポンサー・製品提供の契約を結ばせてもらっている、日本を代表するアルペンスノーボーダー三木つばき選手にも来場してもらうことができた。三木選手はワールドカップのスノーボードアルペン総合で2連覇を果たすなど、世界一の選手だ。その三木選手が優勝トロフィーを持って、会場に駆けつけてくれた。会場の一人一人に声をかけてくれたりして、非常に盛り上がった。
──直近の業績についても聞きたい。
2026年3月期の売上高は、未集計ながら約18億円だった。前期比では微減だった。組織の高齢化が進んでおり、若い世代への代理店資格の承継を促している。承継制度が機能しているところとしていないところがあり、道半ばだ。
──今後の意気込みを聞きたい。
当社としては以前から「100年企業」を目指している。大切なことは、企業としてサステナビリティーを維持していくことだ。そのためにも、われわれ経営陣も含め、次の世代へのスムーズなバトンタッチを考えていく必要があると考えている。
