日焼け止め市場では、利便性の高いミストやスプレー剤型の需要が拡大している。ただ、快適な使用感に欠かせない粉体を液状処方に大量に加えると、粉末が底に沈んで固まりやすく、スプレーの目詰まりや使用感の悪化を招くという課題があったという。
速乾性を高めるためにアルコール比率を上げると、消防法上の「危険物」に該当する場合があるという製造上の制約も存在していた。
今回の特許技術は、三つの課題を同時に解決したことが成果だという。
「安定性の確保」「耐水性と密着性の向上」「汎用的な製造プロセス」の三つだそうだ。

▲耐水性の確認

▲着色した研究品を塗布30分後にティシューで10回擦り取ったもの
ナリス化粧品は1993年にスプレー型日焼け止めを発売した。今回の技術確立により、酷暑環境下でも簡便かつ快適に使用できる次世代製品の開発が加速すると期待しているという。
