宅配水の「クリクラ」ブランドの加盟店である「クリクラ大元」(岡山県)で「マイウォーターパートナー(お客さま専任配送員)」を務める水田満氏は、「クリクラ」を運営するナックが開催する「シャトルコンテスト」で見事全国2位に輝いた。水田氏は1日に最大100本の水ボトルを運びながら、業務の半分以上を新規営業にあてるという精力的な活動をしている。2025年には、3カ月間で165件もの新規契約を獲得した実績を持つという。水田氏が配送現場で最も重んじているのは、徹底した「あいさつ」と、顧客を「名前で呼ぶ」ことによる信頼構築だ。トップ配送員が語る、顧客の心をつかむ極意を聞いた。
挨拶で距離縮める
──コンテストでの全国2位受賞、おめでとうございます。要因をどう分析していますか?
日々の配送におけるコミュニケーションの質を評価していただいたと考えています。2013年に入社してから、とにかく「気持ちの良いあいさつ」だけは欠かさずに続けてきました。
──顧客との対話で、具体的に心がけていることは?
お客さまを必ず名前で呼んでいることです。単に「お水をお持ちしました」と言うのではなく、「〇〇さま、こんにちは」と呼びかけます。
これだけで、お客さまとの心理的な距離はぐっと縮まります。長く通っていると、お子さんの結婚といったプライベートな話題まで話していただけるようになり、配送員以上の信頼関係を築くことができます。
3カ月で165件の新規獲得
──配送だけでなく、営業実績も圧倒的だと伺いました。
既存のお客さまには、多い時で1日に100本のボトルを運びます。現在は既存のお客さまへの配送と同じくらい、飛び込みでの新規営業に力を入れています。
過去には3カ月間で165件の新規契約を獲得したこともありました。
私が活動する岡山県内では、他社との競合は激しいですが、「クリクラ」のメリットを丁寧に伝えれば、十分に戦えると感じています。
──印象に残っているお客さまとのエピソードはありますか?
3年間、断られ続けてもアプローチし続けたお客さまがいました。最終的に契約いただいた際、「こんなに良いものなら、もっと強引に勧めてくれれば、早くから使っていたのに」と言っていただけました。
お客さまは実際に使ってみるまで、その価値に気付けないことも多いです。だからこそ、自信を持って提案することが、結果的にお客さまの利益につながると確信しました。
「顔が見える」安心感を武器に
──昨今、業界では商業施設でのブース営業によるトラブルも散見されます。
確かに一部の強引な勧誘により、業界全体への警戒心が高まっているのを感じます。
しかし、「クリクラ」では、お客さま専任の自社配送員である「マイウォーターパートナー」が、契約後も定期的に対面でお話しします。「顔が見える」からこそ、うそはつけませんし、責任ある対応が求められます。この安心感こそが、私たちの最大の武器です。
──今後の抱負をお願いします。
飛び込み営業は夏場の猛烈な暑さなど大変な面もありますが、お客さまが喜んでくれる顔を見ることが一番のやりがいです。これからも一台のトラックと自分の足で、岡山のお客さまに安心をお届けしていきたいと考えています。
