水宅配国内最大手のプレミアムウォーター(本社東京都)を傘下に持つプレミアムウォーターホールディングス(以下PWHD)は2月8日、通期の業績予想を修正した。売上高については、期初の予想から20億円少ない800億円に下方修正した。営業利益の見込みについては、8億円上振れしたとし、90億円へと修正した。傘下の営業会社であるエフエルシープレミアムの株式の譲渡に伴う業績予想の修正だとしている。
プレミアムウォーターホールディングスは2023年11月15日付で、マーケティング支援などを行うINEST(アイネスト)との資本業務提携を発表。INESTの第三者割当増資を引き受けることを発表していた。これにより、INESTはPWHDの持ち分法適用会社となった。
併せて、PWHDの連結子会社で、宅配水や、携帯端末の通信サービスの加入者取り次ぎ販売などを行っていたエフエルシープレミアム(本社東京都)からは、INESTに対して第三者割当増資による優先株式の発行を実施していた。
これにより、エフエルシープレミアムが、プレミアムウォーターホールディングスの連結範囲から除外されることになった。同社が行っていた事業の影響を精査した結果、期初の業績予想を下回る見込みとなったという。
エフエルシープレミアムの株式譲渡による利益を計上したことにより、通期の利益については、期初の予想を上回ったとしている。
プレミアムウォーターホールディングスの主力事業である水宅配については、顧客件数が160万件を超えるなど、堅調に推移しているとしている。
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