同社によると、バラの研究は30年以上にわたり蓄積してきた。現在は登米市の敷地1万坪を超える自社バラ園でバラを栽培し、本社の研究者と連携して生バラから化粧品原料の研究・開発を行っている。花弁だけでなく、葉や茎、子房などバラの各部位についても、成長時期や季節、時間帯による違いを調査し、花弁の色によって肌への影響が異なることや、棘から保湿成分を見出すなどの成果を挙げてきた。現在は7種のバラから抽出した成分を化粧品開発に活用している。
今回特許登録されたのは、「ナリス ローズガーデン」で栽培された複数のバラの花弁抽出物と乳酸菌HOKKAIDO株®を組み合わせて発酵させた成分のうち、ダブルデライトの花弁から抽出した成分を発酵させたもの。発酵前の花弁抽出物と発酵後の成分を肌の細胞に作用させて安全性を評価した結果、ダブルデライトの花弁発酵物に安全性が認められたという。

▲北海道立総合研究機構提供

▲細胞増殖度 発酵前後比(抽出物/発酵物)
同社は、今回の開発によりバラ花弁抽出物の成分を維持したまま乳酸菌発酵物を高配合できるようになったとしている。また、安全性が確認されたことで、敏感肌や乳幼児でもバラ花弁抽出物の乳酸菌発酵物を配合した製剤の使用が可能になると説明している。
発明者は研究開発部の上田浩士氏、森田哲史氏、佐藤裕太氏。ナリス化粧品は今後も自社バラ園を活用した研究開発を進める方針としている。

▲ナリス ローズガーデンのダブルデライト(5月撮影)
※本記事の制作にあたってAIを活用しています。
