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2024.02.16

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化粧品

ポーラ、ブランド体験モデルを再構築 都市圏に大型サロンなどを出店へ

化粧品訪販最大手のポーラ(本社東京都、及川美紀社長)は2月14日、対面販売のビジネスモデルを刷新する事業戦略を打ち出した。若年層の集客が見込める駅ビルなどへ出店し、新規顧客の接点を拡大・強化を図るとしている。大都市圏にハイグレードなサロンを出店し、2027年までに新規のサロン店舗数を300店舗にまで拡大させる計画だ。

ポーラが新たに掲げたブランド体験「One POLA(ワンポーラ)」は、オンライン集客とリアルでの集客を組み合わせ、顧客接点を拡大し、既存顧客の継続率やロイヤルティーを高める戦略だ。
 
オフラインでは、駅ビルへの出店や、化粧品専門店での販売ルートの開拓など、新たな販路を構築するという。訪販を含む委託販売については、地域密着型の顧客接点をさらに拡大するとしている。
 
オンラインの集客については、広告出稿などのマーケティング量を拡大するという。ECは、ブランドのエントランスとしての機能を強化するとしている。各サロンからのウェブ上の情報発信も強化するという。

ウェブで接点を持った顧客については、サロン店舗へ送客できるネットワークを構築するとしている。

顧客の肌分析結果などのカルテも有効活用し、購買体験を向上させるという。

ポーラでは、大都市圏にハイグレードなエステサロンをオープンし、ポーラブランドの発信を強化する計画も掲げている。地方都市では、市場ポテンシャルの高い立地へ店舗を再配置し、利便性を向上させるとしている。

店舗の成果に比重を置く形でサロンショップの法人化を継続して進めていくという。サロン運営に適した制度・仕組みの導入も実行していくとしている。

ポーラでは、2025年に大都市型サロン5店舗を含めた新規サロン50店を出店するという。2026年には新規サロン150店を新設し、2027年までに300店舗を開設する計画だとしている。




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