多くの企業の外回り営業の現場では、一日の終わりに記憶を頼って日報へ入力するケースが常態化している。このプロセスは情報の欠落や主観によるばらつきが生じやすく、顧客理解や戦略判断の妨げとなっていた。
同社が今回取得した特許は、同社が強みを持つ「ジオフェンシング技術(仮想の地理的境界線)」を音声解析に応用したもの。事前に登録した訪問先に到着すると、スマホが自動で検知して録音を提案する通知を送る。担当者が通知をタップするだけで録音が始まり、商談中のアプリ操作は不要となる。
訪問先から離れたことを検知すると録音が自動で終了し、スマホのバッテリー消費も抑制する。
録音された音声データはAIが即座に解析し、CRMに登録するための要約や日報フォーマットを自動で生成する。最終的な内容確認は担当者が行うことで、情報の正確性を担保する仕組みだ。これにより、現場の入力負荷を大幅に軽減しつつ、貴重な一次情報の確実なデータ化が可能になるとしている。
