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2026.06.25

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【トップ配送員の極意】クリクラ マイウォーターパートナー 佐藤伸行氏 「否定しない相槌が接客の鍵」

マイウォーターパートナー 佐藤伸行氏

宅配水ブランド「クリクラ」を運営するナックの直営営業部の首都圏第2エリアで、水ボトルの配送員である「マイウォーターパートナー」を務める佐藤伸行氏は、キャリア16年のベテランだ。過去には、社内の年間売上高ランキングで2年連続1位を獲得した。今年1月に開催した全国の配送員の頂点を決める大会「シャトルコンテスト2025」でも、3位に入賞した実力派だ。担当する神奈川県横浜市瀬谷区や綾瀬市などの顧客約640件から、厚い信頼を寄せられる佐藤氏は、自身の仕事ぶりについて「特別なことは何もない。お客さまとの会話は決して否定しない」と話す。佐藤氏の仕事ぶりについて、詳しく聞いた。


震災前日に入社

ーーこの仕事を始めたきっかけは。

妻が自宅から近い綾瀬営業所の募集を見つけて勧めてくれたのが始まりだ。自分の裁量次第で稼げそうだと思い、アルバイトとしてスタートした。

ーー入社直後に東日本大震災を経験されたそうだが。

入社したのは震災の前日だった。2日目の研修中、横浜営業所のトラックの助手席に乗っている時に激しい揺れに襲われた。その後1週間は電車が止まり休みとなったが、あの混乱期から私のキャリアと営業所の歩みが始まった。

現在は、月曜日は事業者向け、火曜から金曜日は一般家庭を中心に、1日平均50~60件の配送をこなしている。

「否定しない」会話が生んだ絆


ーー社内のランキングやコンテストで上位を維持している。理由はどこにあるか。

特別なテクニックがあるわけではない。ただ一つ、15年間同じことを地道にやり続ける「継続力」が自分の強みだ。

接客面では、納品時の挨拶だけで終わらせず、必ず一言二言の世間話を交わすことを心掛けている。その際、絶対に「相手の会話を遮らない、否定しない」ということをここ数年徹底している。

相手の話を最後までしっかり聞き、相槌を打ち、話し終えてから自分が言葉を発する。

この積み重ねが信頼関係を生むと考えている。

ーー顧客との関係性を象徴するような、印象深いエピソードはあるか。

今年の「シャトルコンテスト2025」でファイナリストに選ばれた際、あるお客さまにその報告をしたところ、その場で涙を流して喜んでくれた。

その人は、私が1年目の夏、飛び込み営業で初めて契約をいただいたお客さまだ。15年以上使い続けてくれている。

「佐藤さんが持ってきてくれるからクリクラを辞めない」という応援コメントもいただき、自分がこれまでやってきた接客は間違っていなかったと胸が熱くなった。

総合1位へ再挑戦

ーー配送業務において、最も重要視していることは何か。

何よりも「安全運転」だ。車に乗る前には必ず心の中で「車は凶器だ」と強く自分で思っている。

近年、エリア全体で事故が増えているという背景もあり、鉄の塊を動かしているという恐怖心と責任感は常に忘れないようにしている。

健康食品などの副商材を提案する際も、強引な押し売りは絶対にしない。自分が実際に試して良さを実感したものを、顧客の顔色や反応を見ながら自然に勧める対話力を大切にしている。

ーー今後の目標は。

賞を受賞したことにより、周囲の目も変わるため、より身が引き締まる。

今年の目標は、社内の年間ランキングで再び「1位」に返り咲くことだ。市場では浄水型ウォーターサーバーなども台頭しているが、私たちの強みは地域に根ざした人と人とのつながりにある。

得意な「既存顧客からの紹介」を軸に、担当する瀬谷区や綾瀬市でさらに信頼の輪を広げ、純増数を伸ばしていきたい。

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