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2026.06.29

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日本通信販売協会、新会長にライトアップショッピングクラブの若菜社長 初の女性会長、「規制強化のスパイラル断ち切る」

第16代会長に就任したライトアップショッピングクラブの若菜さおり社長

公益社団法人日本通信販売協会(JADMA、事務局東京都)は6月19日、総会後に開催した理事会で、ライトアップショッピングクラブの若菜さおり社長を第16代会長に選任した。JADMA初の女性会長となる。若菜会長は就任会見で、消費者保護と業界発展の両立を掲げるとともに、「民間の自律によって規制強化のスパイラルを断ち切る」との方針を示した。

若菜会長は就任会見で、通販・EC業界を取り巻く環境について、「法規制、物流、情報セキュリティの三つが大きな課題である」と指摘した。新体制では、前任の梶原健司会長の「楽しく便利な通販」の理念を継承しながら、業界の自主的な改善活動を強化する。具体的には、通販に関する問題を匿名で通報できる情報提供フォームを新設するほか、これまで年1回だった相談報告書を月次レポート化し、問題事例やトレンドを迅速に共有する。

さらに、「声を集め、傾向を分析し、改善や注意喚起につなげる。そして行政や消費者団体、関連団体と連携しながら、問題が大きくなる前に業界自らが芽を摘む取り組みを推進したい」(若菜会長)と語った。

消費者相談窓口の機能強化にも意欲を示した。

「消費者の声や相談員の声は、業界改善の出発点であり財産である」(同)と述べ、相談現場で得られた課題を事業者へ還元することで、トラブルの未然防止につなげる考えを示した。


「初の女性会長」を活用


就任会見の質疑応答では、初の女性会長としての抱負について問われ、「人口の半分は女性であり、通販利用者はさらに女性比率が高い。良い意味で『初の女性会長』という注目を活用していきたい」(同)とコメントした。

その一方で、「私の特性はフットワーク軽く動くことだと思っている」(同)と述べ、会員企業や消費者、非会員事業者との対話を重視する姿勢を打ち出した。

さらに、「通販は安心して買える、便利だと思っていただける業界でなければならない。通販ならではの商品との出会いという醍醐味を、消費者に100%、1000%享受していただける業界を作りたい」(同)と語った。


会員の信頼構築も支援


業界の自主規律強化については、「言うのは簡単だが難しい課題」(同)と認めた上で、「JADMAとして何を目指しているのかを繰り返し発信し続けることが重要だ」(同)と説明した。問題を起こした事業者に対しても単純に排除するのではなく、「どうすればお客さまの信頼を取り戻せるのかを協会全体でバックアップする」(同)と述べた。

若菜会長は2017年にJADMAの理事と倫理委員会委員長を務めてきた。倫理委員会は入会審査などを担っている。入会率は5~6割と厳格に審査した上で、入会した企業が顧客との信頼関係を深めるために共に取り組んできた。

若菜会長は、業界内外とのコミュニケーション強化を通じて通販業界全体の信頼向上を目指す考えだ。消費者保護と業界発展の両立というJADMA本来の役割を改めて打ち出し、新たな体制で通販・EC業界の健全な成長を後押ししていく。







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