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2026.07.10

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アスクル、2026年5月期 通販売上は16.8%減 AIとデータ活用し、LTV向上を推進

アスクル、2026年5月期 通販売上は16.8%減

アスクルの2026年5月期のeコマース事業の売上高は、前期比16.8%減の3930億8400万円だった。ランサムウェア攻撃によるシステム障害が発生し、ECサイトの注文受付を一時停止した影響により、大幅減収となった。2027年5月期以降はAIやデータ活用を促進し、顧客のLTV向上を図る方針だという。

ASKUL事業の売上高は、同21.1%減の2829億4800万円だった。システム障害発生直後の2025年11月度の売上高は、前年同月度比94.5%減まで落ち込んだ。その後、迅速に物流システムを再構築して順次サービス復旧を進めたことにより、2026年3-5月期(純第4四半期)の売上高は前年同期比11.4%減まで回復した。

LOHACO事業の売上高は、前期比23.8%減の280億8400万円だった。2026年1月20日にサービスを再開し、その後、サービス復帰を記念したセールなど販促を強化した。その影響により、純第4四半期の売上高は、前年同期比2.5%増と伸長した。

連結業績における売上高は前期比16.8%減の4001億9900万円だった。営業損益は174億4500万円の営業赤字(前期は140億400万円の営業黒字)、経常損益は190億6200万円の経常赤字(同138億1600万円の経常黒字)、当期純損益は221億5000万円の純損失(同90億6800円の純利益)だった。

2027年5月期の売上高は22.4%増の4900億円を計画している。

取締役CFO・玉井継尋氏は「2027年5月期は、売上成長への転換と収益構造改革を着実に進め、持続的成長に向けた基盤を構築する。併せて、グループ会社AP67の中核企業であるフィードの再編を進めることで、シナジー創出を最大化し、将来的な収益力向上につなげる」と話す。

今後の成長戦略について吉岡晃社長は、「ランサムウェア攻撃からの事業復旧に向けて、純第4四半期には過去最大規模のさまざまな販促を実施した。そこから分かったのは、LTVの高いお客さまほど復帰スピードが速いということ。売り上げ、利益の両面でも、日頃からお客さまのLTVを意識して上げていく重要性を再認識した」と話す。

その経験を踏まえ、今後の戦略として、「お客さまのLTVに着目して、満足度と定着度を上げていく成長シナリオが見えてきた。まさに今、進化と民主化が加速しているAIにアスクル独自のビッグデータを掛け合わせて、お客さまの満足度を高め、LTV向上を実現し、着実な成長につなげていく」(吉岡社長)と語る。






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