食品宅配各社は、新規顧客の獲得に苦戦しているものの、物価高で買い控える消費者が増えたことで、影響を受けている。
ワタミは前期比1.9%増の410億1400万円と好調だった。しかし、営業利益は、新商品「好い日の御膳」の投入にあたって、広告宣伝費を積極的に投下した影響から、同8.7%減の43億1100万円だった。主力の宅配事業「冷蔵」が同0.2%減となった一方で、冷凍総菜の通販事業「宅食ダイレクト」の売上高は前期比44.4%増と大きく伸ばした。
ミールキットを販売するオーシャンシステムは、新規顧客開拓を担う「夕食アドバイザー」を設けたが目に見える実績には至っていないという。現在、1コースあたり40セットの配送を行い、配送と営業を担う正社員の配送員について、一部パートの契約を取り入れることで黒字転換を狙う。ショクブンは、利便性向上を目的に、主力商品である1週間コースの注文方法を変更。従来の1週間で決まった献立が毎週同じ曜日に同じ人数分届くのではなく、曜日ごとに献立や人数または注文しない曜日を選択できるようにする。
阪急キッチンエール関西は、2026年3月末時点で会員数は増加したものの、新規会員は販促を控えたため減少。稼働率は外商カードの切り替えやコメ不足の影響を受け低下したものの、1回あたりの客単価は、物価高の影響もあり上昇した。
