オンラインで衣服を購入する際、多くの消費者が生地の質感などを確認できないことに不安を感じている。経済産業省の調査によると、オンライン購入時に質感への不安を感じる消費者は59.9%に上る。実店舗では商品に触れて質感や着心地を確認できるが、ECサイトでは画像や素材表示、レビューなど限られた情報で判断する必要がある。
これまでZOZO研究所は衣服の着心地の数値化に関する研究を、筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターはオノマトペによる探索インターフェースの研究を、それぞれ進めてきた。今回の共同研究では、両者の知見を組み合わせ、感性表現と衣服の質感・触感情報を対応付けるモデルやデータセットの構築、感性表現による衣服探索を実現するユーザーインターフェース(UI)の設計・実装に取り組む。
AI技術の進展により、感性的な言葉を入力しやすくなっていることも背景にある。オノマトペは言葉にしづらい質感の印象を短い言葉で表現できるため、AIと組み合わせることで個人の好みに合った衣服探索への応用が検討されている。

▲オノマトペによる探索
研究内容は、衣服に関する情報、特に触感や表面形状などの非言語情報と感性表現との対応付けに基づいた探索手法の開発、および個人の好みに合った衣服探索への適用分野の開拓としている。今後は、ユーザーが「さらさら」「もこもこ」などの感性表現を用いて理想の服を見つけやすくすることで、購買時のミスマッチ低減や満足度向上に寄与する技術の確立を目指すとしている。
※本記事の制作にあたってAIを活用しています。
