TikTok Shop Japanは7月28日、日本展開1周年の成果を発表した。2025年6月30日のサービス開始から1年間で月間利用者数(2025年7月と2026年6月を比較)は30倍に拡大した。流通取引総額(GMV)の7割超をショート動画やライブ配信などのコンテンツ経由が占めるという。特にライブ配信経由の売り上げが大きく、手応えを感じているという。
TikTok Shopでは、自社で動画やショート動画、ライブ配信などコンテンツを配信し、商品の魅力を発見してもらい、詳しく伝えることで購買に結び付けることができる。外部のクリエイター(発信者)を活用して、売り上げを創出することも可能だ。
GMVに占めるショート動画とライブ配信の比率は4対6とライブ配信の方が高く、「日本は先進国で唯一、ライブ配信の比率が高い市場。店頭と同じように質問へリアルタイムで回答でき、商品の特徴や使い方を伝えられることが支持されている。ライブ比率が高い状態が1年間続いたのは想定以上だった」(ゼネラルマネージャー兼執行役員・邱開洲氏)と語った。
出店事業者(セラー)でも成果が表れ始めている。GAPは今年4月からTikTok Shopを開始し、店舗スタッフをクリエイター化して、ショート動画を大量に発信した。その成果もあり、初月と比較し、翌月には月商を200倍に拡大し、一気にカテゴリーのトップセラーの一つとなった。
アンカージャパンは100人超のクリエイターと連携し、3日間のブランドデーに150本以上の動画を投稿した。TikTok Shopでの売り上げだけでなく、Google検索など外部チャネルでのブランド検索も増加する「ハロー効果」も確認できたという。
「売上規模の大きいセラーほどクリエイターによるアフィリエイト動画の比率が高い。自社だけではコンテンツ供給に限界がある。クリエイターが生活者視点で商品を紹介することで信頼性が高まり、大規模な販売につながる」(同)と説明した。
今後はファッション・ビューティー以外のカテゴリー拡充に加え、中古品市場を重点領域に据える。地域活性化や中小事業者支援にも注力する方針だ。
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