「AI店長」は、店舗ごとの店長をAIアバター化し、24時間365日、接客から商品提案、購入支援まで担う。楽天市場の各店舗の店長やスタッフの知識や接客スタイルを学習したAIアバターを用意し、利用者からの商品相談や質問に応答する。商品の比較やレビュー紹介、おすすめ商品の提案を行い、そのまま注文手続きまで支援する。
デモでは、スキンケア商品を探す利用者に対し、肌質や好みに応じた商品を提案し、口コミを紹介したうえで注文を完了する一連の流れを披露した。
三木谷社長は、その後のセッションで、出店者から「AI店長」の実装に向けて、今から取り組むべきことを聞かれ、「何でその商品を買うべきかのうんちくや商品説明が重要になる」と語った。

▲「AI店長」構想を発表
AI戦略では、楽天市場や楽天トラベル、楽天モバイルなど70以上のサービスをAIで横断的につなぐ「スーパーエージェント」構想も紹介した。買い物履歴や旅行、金融サービスなどエコシステム全体のデータを活用し、一人ひとりに最適な商品やサービスを提案する仕組みを構築する考えだ。
その基盤として、楽天グループは独自の大規模言語モデル(LLM)を開発。外部AIと組み合わせながら活用することで、コスト抑制と日本語性能の向上、データセキュリティの確保を図る。
三木谷社長は、楽天グループが保有する膨大な購買・金融・通信データをAI活用の競争力と位置付け、「データこそがAI時代の競争力になる」と強調した。
