水宅配国内最大手のプレミアムウォーターを傘下に持つプレミアムウォーターホールディングス(PWHD)の2023年4-12月期(第3四半期)の売上高は、前年同期比7.8%増の620億1600万円となった。営業利益は同19.5%増の72億4900万円だった。営業子会社の株式譲渡に伴う利益が発生したことにより、大幅な増益となった。水宅配の既存顧客数が堅調に増加している点も、増収増益に寄与したとしている。
PWHDでは2023年12月、営業子会社のエフエルシープレミアム(本社東京都)の株式を、マーケティング支援などを行うINEST(アイネスト)に譲渡した。これにより、7億9000万円の利益獲得に至ったとしている。
水宅配事業においては、2023年9月末時点で、水宅配に契約している顧客数が160万件を突破するなど、保有顧客数が堅調に推移しているという。
同社では、水宅配の顧客の解約率についても低く抑えられており、天然水の出荷量の増加と、製造効率の向上が、利益の拡大に寄与したとしている。
PWHDでは、宅配水の配送に関する物流について、地域の配送会社と提携し、自社物流網を整備してきた。自社物流による配送比率は2023年3月末時点で、49.0%にまで高まったという。
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