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2026.08.12

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【トップインタビュー】シーボン 堀住輝男 常務取締 執行役員「主力スキンケア刷新 3カ月で売上60%増加」

シーボン 堀住輝男 常務取締 執行役員

化粧品のサロン販売を手掛けるシーボンは2026年1月、主力スキンケアブランド「FACIALIST(フェイシャリスト)」をリニューアルした。リニューアル発売後3カ月間で、休眠顧客の呼び戻しに成功しているという。「フェイシャリスト」の3カ月間の売り上げは、リニューアル前の3カ月間と比較して、60%伸長したという。同社でR&Ⅾ戦略を率いる堀住輝男常務取締役に、リニューアルの成果と独自のビジネスモデルがもたらす強みについて聞いた。


 

休眠1900人復活


──「フェイシャリストシリーズ」のリニューアルから半年が経過したが反響は。

 「フェイシャリスト」のリニューアルは、シーボン創業60周年を機に始動したブランディングプロジェクトの一環だ。ミニマルな上質さやシーボンが提唱する「共奏美容」を体現するシリーズとなった。肌、心、そして身体は深くつながっている。

当社が長年研究を続けている「ストレスケア」の技術と「独自の保湿技術・5STEP週間」を結集させた。

その結果、当社の最大の強みである既存のロイヤル顧客層が、新製品の登場に合わせて非常に高い購買力を示してくれた。
 

──「フェイシャリスト」リブランディングの本来の狙いは新規顧客の獲得だったが、成果は。

新規獲得という点では、まだこれからだと感じている。

ただ、今回のリニューアルでは予期せぬ大きな収穫があった。

コロナ禍などを理由に、1年以上足が遠のいていた休眠顧客約1900人が、このリニューアルを機に製品を購入し、サロンへ戻ってきてくれた。

これは、2026年3月期の業績においても非常に大きな牽引力となった。

 

──一度離れた顧客が、なぜこれほど戻ってきたのか。

お客さまからは、「やはりシーボンが良かった」と再確認したという声を多くいただいている。

現在、市場では、ドラッグストアから百貨店コスメまで選択肢があふれており、何を選べばいいか迷う時代だ。その中で、当社のサロンクオリティーの製品に加え、サロンでの対人コミュニケーションによる「独自の価値」を改めて評価してもらえた。一度限りの購入ではなく、引き続き定着していただいている。

 

──今回のリニューアルでは、どのような技術的アプローチを行ったのか。

当社が長年研究を続けている「ストレスケア」の技術を結集させた。あらゆる肌トラブルの原因がストレスにあるという点に着目し、最新の製剤化・乳化技術によって、シーボンらしい濃密で濃厚な高保湿のテクスチャーへと進化させている。

 

対面接客が差別化



──デジタルやAIの活用が進む美容業界において、サロンという“リアルな場”の役割をどう捉えているか。

顧客接点において、人と人とのコミュニケーションにこそ、AIとの最大の差別化があると考えている。

東洋式トリートメントにより幸せホルモン(オキシトシン)を増加させるという実験データもある。サロンケアは単なる施術を超えたストレス緩和の場だ。スタッフはお客さまのプライベートな悩みにまで寄り添い、AIには代替できない情緒的価値を提供している。

 

──コスト高騰など外部環境の厳しさが増す中、今後の戦略は。

 原料や容器のコスト高は直撃しているが、当社は自社工場を持つため、厳格な生産コントロールで無駄を排除している。

今後は他社とのコラボレーションも視野に入れ、フェイシャルにとどまらない「ウェルネスカンパニー」への進化を目指す。化粧品の絶対的な品質と、サロンサービスという二つの価値を絶対に裏切らない経営を徹底していく。

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