女性誌で最多の発行部数「ハルメク」を発行するハルメク(本社東京都、宮澤孝夫社長)では、インナー「ハルメク リラックス・カップ付きタンクトップ(やわらかシルク)」を販売している。2026年4月でシリーズ累計販売数が104万枚を超えた。
カタログに商品で使用する生地を同梱し、使用感を伝えている。インナーウェア事業部インナーウェア商品開発課の住井愛課長は「カタログで触ってみて使用感を確認して、商品を購入するお客さまも多くいらっしゃる」と話す。
同商品はムレにくい”シルク混”を使用することで、汗もはやく乾く女性用肌着。50代以降の体形に合わせて設計されたシルエットで、パッドを入れた際にずれにくい作りのカップ設計となっている。
ハルメクはおせちをはじめ、顧客とともに商品を開発している。インナーも対象で、顧客の声をヒアリングし、顧客を理解する。読者に実際に着用してもらい、よりリアルな意見を収集する。そして商品化するという徹底した「R・PDCAサイクル」を回し続けている。
競合となる多くの通販事業者は、脇汗パッドや強力な吸水速乾性など、物理的な汗の処理に焦点を当てている。だが、ハルメクの同商品は汗そのものよりも、加齢による”肌の変化”の悩みを解消することに対応する。
「加齢によって皮脂分量が変わり、”かゆみ”や”締め付け”による不快感、肌トラブルを抱えている人が非常に多い。夏は、残った汗が刺激になってそのトラブルがひどくなる。当社は単なる汗対策ではなく、その根本にある肌への優しさと解放感を提案している」(住井課長)と説明する。
雑誌「ハルメク」に商品で使用する生地を同梱することで、顧客からの購入につながっている。「ハルメク」で商品を購入したことがあるが、同商品を購入したことがない人に向けて同梱しているという。
このほか、新聞広告で訴求したり、店舗でも販売している。
「新聞広告で見て、気になったからハルメクの店舗に来るというお客さまもいる。新聞広告を切って持参されるお客さまもいるくらいだ。店舗で商品を試着して購入される。さらにカタログの存在も知ってくれて、『ハルメク』の読者になってくれる。まさにこれこそ当社の強みである『カタログ、新聞、店舗』というマルチチャネルが生きている」(同)と話す。