ECに特化した日本初のシンクタンクであるデジタルコマース総合研究所とEC業界唯一の専門紙「日本ネット経済新聞」が共同制作したEC市場にフォーカスしたデータブック「EC白書2026」をこのほど、発売した。2025年版から大幅に増ページした2026年版の魅力や、「EC白書」発行の経緯や活用術について、執筆者であるデジタルコマース総合研究所の本谷知彦代表に聞いた。
──EC白書を制作した経緯は?
EC業界において白書に近いモノで言えば、経済産業省の電子商取引市場調査が有名ですが、これはあくまでもECの市場規模推定にフォーカスしたものです。前職の大和総研時代に同調査に長年関与してきた私は、ECに関連する幅広いテーマを網羅する白書が必要と考え、独立を機に、連載記事を寄稿しているEC業界の専門紙「日本ネット経済新聞」さんとEC白書の制作に至りました。
──EC白書はどんなデータブックですか?
形式はデータブックですが、全てのデータで考察を行っています。EC白書の制作にあたり私が定めたコンセプトは、単なるデータ集ではなく「EC市場の幅広いテーマに関するデータに基づいた解説本」です。つまりエビデンスベースでの「EC市場・EC業界の解体書」と捉えていただければうれしいです。
──EC白書を購入して、どのように活用するのがいいですか?
EC業務の上流から下流にいたる全てのシーンで活用いただければと思います。特に「戦略策定」「商品企画」「マーケティングリサーチ」「体制整備」などの局面で、世の中の状況を客観的に把握する上でEC白書はきっと役立つでしょう。前年の2025年版をご購入いただいた方からもそのような声を頂いています。
──2026年版は、2025年版からどうアップデートされていますか?
各データの最新版へのアップデートはもちろんのこと、取り扱うデータの種類を増やしました。さらに新しく「巻頭特集」を設け「AIで変わるEC市場」「物価高騰とECの関係」「注目のカテゴリー」という一歩深い話題についても解説しています。その結果、2025年版からボリュームが2割増加しています。

▲「EC白書2026」の表紙
──今後、EC白書をどのように進化させていきたいと考えていますか?
今回で2年目になりますが、今後はデータに基づく考察のさらなる充実や、その時々のトピックの掘り下げは当然行います。加えてEC業務で実践できる「マーケティング理論」のような、ロジカルな情報を積極的に付加していきたいと考えています。いわば定量と定性を組み合わせた最強の指南書が私の目標です。
■「EC白書2026」販売ページ
https://www.netkeizailab.com/apps/note/
■「EC白書2026」に寄せられたスペシャリストレビュー
https://netkeizai.com/articles/detail/19514
