楽天グループ、出店料を16年ぶりに変更 6月から全プラン3割値上げ

楽天グループは2月22日、「楽天市場」の基本出店料（月額固定費）の変更内容を発表した。2024年6月1日から、各プランの基本出店料（月額固定費）を一律、約3割値上げする。
　
「楽天市場」は2008年に現在の出店プラン体系になってから、16年間にわたり基本出店料（月額固定費）を維持してきた。しかし、人件費、電気代、システム管理費などの高騰を含む外部環境の変化への対応に加えて、さらなる店舗運営支援やユーザビリティーの強化を図るため、基本出店料（月額固定費）の値上げを決めた。
　
AIなど最新テクノロジーによる店舗運営支援を強化する。店舗の運営効率化、店舗ページの品質向上を目的として、登録商品数や画像登録可能容量の大幅なアップグレードも予定している。
　
登録商品数については、「スタンダードプラン」は2万商品から5万商品に、「がんばれ！プラン」は5000商品から1万商品に引き上げる。

画像登録可能容量については、「スタンダードプラン」は5GBから100GBに、「がんばれ！プラン」は500MBから1.5GBに引き上げる。詳細は3月上旬のサポートニュースで案内する。

基本出店料（月額固定費）の金額変更に伴い、特別解約措置ならびに特別プラン変更措置を実施する。契約期間途中での解約・プラン変更は通常受け付けていないが、特別措置申し込み店舗に限り、受け付ける。申し込みフォームは、2024年4月上旬を目安に案内する。