ヨシケイ開発(本社静岡県、井野口雄一社長)が展開する、高齢者・障がい者施設向けに食材宅配を行う「ヨシケイキッチン事業」において、50のフランチャイジー(FC)が5400施設(2024年1月時点)に導入、2023年12月までのグループ全体の売上高は1年間で約50億円となった。
「ヨシケイキッチン事業」は、施設のニーズに合わせた調理方法や調理時間が異なる五つのコースを用意。一般消費者向けのミールキット宅配事業での実績とノウハウを生かし、メニュー開発から食材の調達、自社便による配達まで一括で行う「もっとGood!システム」を導入している。施設ニーズに合った豊富な商品提供を行っているという。
▲「ヨシケイキッチン」のメニュー
新規顧客獲得方法として、ダイレクトメール(DM)発送のほか、FC加盟店によるドアツードア営業、導入施設による紹介が中心だ。自社便で届けることで施設からのニーズを直に商品開発に活かせることが強みだという。
2023年にサービス開始から10周年を迎え、利用施設数は5400施設を突破した。障がい者施設が全体の6割で、デイサービスやグループホームが4割を占める。
「ボリューム感」と「時短」を両立させたいという障がい者施設の声から開発した「超簡単プラス」は、2023年10月の販売開始から4ヵ月で1万3000食を販売した。