中央研究所長の長岡正人常務執行役員は冒頭のあいさつで「代田博士が掲げた健腸長寿の考えは90年以上経った今もヤクルトグループの根幹となっている。私たちは『代田イズム』を製品開発に留まらず、人々の健康と幸福に寄与するため研究活動を行っている。90年以上に渡って積み重ねてきた研究を科学的に確かめる段階にきている。見学会を通じて私たちがどのような思いで研究しているのかを感じていただきたい」と話した。

▲免疫に関する研究
中央研究所・食品研究所食品第五研究室の牧野博室長が、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターによる調査について説明。群馬県吾妻郡中之条町に在住の高齢者を対象に、乳酸菌ラクチカゼイバチルス パラカゼイシロタ株を含む乳製品の習慣的摂取が全死亡に与える影響を疫学的に調べたところ、L.パラカゼイ・シロタ株を含む乳製品を過去5年間、週3日以上摂取した男性高齢者は、摂取頻度が週3日未満の高齢者に比べて、全死亡リスクが有意に低いことが示されたという。

▲男性におけるL.パラカゼイ・シロタ株を含む乳製品摂取頻度と全死亡リスク
開発部研究開発管理課の萩平悠也係長が「免疫機能商品」に関して説明した。従来訴求してきた「ストレス緩和」「睡眠の質向上」「腸内環境改善」に、「免疫機能維持」を加えることで価値提案の強化を図るとした。10月21日からは「ヤクルト1000」にもこの機能を追加し、乳酸菌研究に基づく免疫領域での商品展開を拡充する。
