広告などに表示していた「顧客対応満足度No.1」は客観的な調査によるものではないとして、消費者庁は3月1日、景品表示法に基づき、モバイルルーターのレンタルサービス「イモトのWiFi」を提供するエクスコムグローバルに措置命令を行った。
消費者庁によると、エクスコムグローバルは2020年以降、旅行ガイドブック「地球の歩き方」や自社ウェブサイトに「お客様満足度No.1 海外WiFiレンタル」「No.1ありがとう」などと表示していた。
しかし、委託したリサーチ会社の調査は、回答者に同社や同業他社のサービスを実際に利用したかを確認せず、任意に選んだ9社のウェブサイトの印象を聞いたものだった。
表示は景表法違反にあたるとして、消費者庁は、表示を取りやめ、違反を消費者に周知し、今後、同様の表示を行わないことなどを命じた。
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