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2026.10.19

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【NBとAI】日本ベスト<AIアバターシステム「AI真壁くん」> 「正真正銘の進化、お楽しみに」

マイクを胸元に付けた真壁社長


ビジネス、生活などさまざまな場面にAIが浸透していっている中、ネットワークビジネス(NB)の業界では、AI活用に消極的な企業が目立つ。〝人と人〟のコミュニケーションによって成り立つビジネスであることも影響しているようだ。そんな中だが、AIを先駆的に活用し成果につなげようとするNB企業も出てきている。本連載では、ユニークな方法でAIを活用するNB企業を紹介していく。第1回目となる今回は、健康食品や美容機器などをNBで販売する日本ベスト(本社神奈川県、真壁孝仁社長)が開発を進めているAIアバターシステム「AI真壁くん」を取り上げる。




「森本です。真壁社長、こんにちは」─日本ベストのトップ会員の一人である森本直(なお)氏が「AI真壁くん」に語りかけると、会場を一瞬、静寂と緊張が包んだ。9月11日に開催された「第53回JBMファミリー全国販社会」における一幕だ。

この日同社は、開発中の「AI真壁くん」の初デモンストレーションを行った。約200人の聴衆にとっても、「AI真壁くん」は〝初対面〟だった。

「AI真壁くん」は、真壁社長のAIアバターとコミュニケーションできるシステム。完成すれば、同社の会員が、自らのビジネス展開の悩みなどについて、気軽にいつでも直接真壁社長に聞いてもらい、アドバイスを受けられるようになるという。同社がCプランで展開する、独自のソーシャルアプリの中核をなすサービスになっていくと見られている。

開発に当たっては、真壁社長のスーツに専用のマイクをつけ、真壁社長の発言内容、声、話し方、ジョークなどを、AIに学習させたという(=写真はマイクを胸元に付けた真壁社長)。初デモ前の最終調整は、開会の直前まで行われていたそうだ。


▲「AI真壁くん」のデモの様子


話しぶりもそのまま


「『AI真壁くん』はどれほどのものなのか」「本当に真壁社長そっくりの応対など可能なのか」─。会場の会員は固唾(かたず)をのんで見守っていた。

冒頭の森本氏の問いかけに、1~2秒のタイムラグの後、「AI真壁くん」が語り始めた。

「ちょっと待ってね。森本さん、こんにちは。AI真壁でございます。24時間365日、いつでもどこでも聞いてください。シャープな真壁でございますから『今日の夕飯どうしよう?』とかは聞かないでね。『どうでもいいよ』と答えちゃうから。さぁ、なんでも聞いてよ」

声が真壁社長に似ているだけでなく、流暢な話しぶりやイントネーションもそのまま。話す内容も、真壁社長を知る人ほど、「言いそう」と感じるものだった。

「AI真壁くん」は、真壁社長のジョークも学んでいる。森本氏が「本当に何でも答えてくれますか?」と質問すると、「前、AI真壁くんの進捗を聞かれたことがあったの。『AI真壁くん、どんな感じなんですか?』って。それでその時は、『今はチャットGPTならぬチョットGPTです』と答えたんだけど、今は『だいぶGPT』に進化しています。会社のこと、NBのことならなんでも聞いてください。ただし、私のプライベートに関することは回答できないことが多いですよ。何しろ極秘事項なので」と回答した。

「チョットGPT」「だいぶGPT」は真壁社長の定番ジョーク。ジョークの再現度も極めて高い。


悩みに答えるのが使命


もちろん「AI真壁くん」はジョークを言うためのシステムではない。会員の悩みに答えるのが主たる使命だ。

森本氏が「ネットワークビジネスで成功する秘訣について教えてください」と聞くと、「わが意を得たり」とばかりに、「AI真壁くん」が語り始める。

「いきなり良い質問ですね。話せば長くなる内容なのでシンプルに。秘訣はいくつかありますが、私が最も大事だと考えているのは、誰と組むか、です。成功も失敗もこれで8割決まっちゃいますよ。うまくいっている人は、うまくいっている人と夢を語っている。うまくいかない人は、うまくいかない人とグチを言い合っている。だからね、成功したかったら、すでに成功している人のそばに行く。多少無理してでも、その人と一緒の時間を増やすんですよ。私はこれを、師匠の呼吸を盗む、と言っています。同じ空気を吸ってるとね、話すリズムもものの見方も、自然と刷り込まれていくんですよ」

この秘訣も、真壁社長が常々言っていることだ。具体的な悩みを抱えた会員が「AI真壁くん」に語り掛け、アドバイスを得て悩みを解消する姿を、会場にいる多くの会員がイメージできたことだろう。

森本氏の、この後のいくつかの質問にも、「AI真壁くん」は、時折ジョークを交えながら、〝真壁社長さながら〟の当意即妙の回答を重ねていく。森本氏と「AI真壁くん」の対話が終了するころには、会場のあちこちから、「すごい」という声が上がった。

日本ベストには、来場した会員から、「感動した」との声が、多く寄せられたという。真壁社長も「すごい反響だった」と話す。「AI真壁くん」の、あまりの〝真壁社長らしさ〟に、「実は裏で真壁社長が話していたのでは」と疑う会員も多かったという。


構想は10年前から


真壁社長によると、「AI真壁くん」の構想は、10年以上前までさかのぼるという。「当初は、ここまでのことができるとは考えていなかった。漠然と私のアバター的なものができればと考えていた」(真壁社長)と言う。

SNSの急速な普及の中で、会員だけが参加できる、安心・安全なソーシャルアプリを作ろうとの考えのもと、Cプランを開始。さらに、生成AIの台頭を受け、「AI真壁くん」構想を具体化させたという。

真壁社長は、「私が社長を退いても、もっと言えば死んでも、私の考えを日本ベストに残すことができる。会員は、いつでもどこでも私の考えを聞くことができる」と、「AI真壁くん」の開発の狙いについて語っている。

将来的なビジョンも持っている。「NBではABCという勧誘手法がある。ABCでは、橋渡し役の会員であるB(ブリッジ)さんが、C(カスタマー)さんを、専門知識を持つ会員であるA(アドバイザー)さんに引き合わせ、ビジネスの勧誘を行う。このAさんの役割を将来的に、『AI真壁くん』が担えないか、という構想もある」(同)としている。

同社では、2027年4月10日開催予定の「2026JBMファミリーリーダーズコンベンション」で、「AI真壁くん」を正式にお披露目する予定だという。

冒頭の販社会で、「AI真壁くん」は、来場者に対して、「来年の春に皆さんのスマホでお会いしましょう。それまでに私、もっといい男に磨いておきますから。『だいぶGPT』から正真正銘の『AI真壁くん』への進化、お楽しみに」と呼び掛けていた。

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