オークネットは2月14日、BEENOSの子会社であるデファクトスタンダードとJOYLABの全株式を取得し、子会社化すると発表した。リユース業界内での有力企業を子会社化することで、さらなる成長を目指す。株式譲渡実行日は4月30日を予定している。
オークネットはオンラインオークションを通じて、中古車・中古デジタル機器・ブランド品・中古バイク・中古医療機器などの幅広いアイテムの二次流通を担っている。
中期経営計画「Blue Print2025」において、M&Aなどに関する投資を目標に掲げ、さらなる事業規模の拡大や流通形態の多様化を目指している。
オークネットは2020年、BtoCブランド品の買い取り・小売事業を展開するギャラリーレアをグループに迎い入れるなど、ブランド品の総合流通プラットフォームとして成長を図ってきた。だが、他社との競争環境の変化により、今後の継続的な成長に向けて、流通ネットワークのより一層の拡大が必要だと判断した。
デファクトスタンダードはブランド品の買い取り・販売サービス「ブランディア」を提供しており、消費者から高い認知を集めている。2023年9月期の売上高は、前期比2.8%減の116億4600万円だった。
JOYLABは酒類の買い取り・販売サービスの提供において、これまで順調に業容を拡大するなど業界において確固たる地位を築いてきた。2023年9月期の売上高は、同14.3%増の34億1000万円だった。
業界内外で高い認知を誇る2社を子会社化することで、より一層の収益力の向上や競争力の強化が見込める。今回の買収により、ブランド品や酒類のリユース事業の流通総額は、それぞれの業界の上位に位置することになるという。
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