ジェイドグループは、株式取得や業務提携によって、グループ取扱高を300億円から600億円に拡大する計画。また、2030年度までの長期ビジョンである取扱高1000億円の水準に近づくことが可能になったとした。
また、「ファッションEC業界の取扱高1位を目指すためのパートナーシップの構築」という、将来に向けた価値を得られたとしている。
ジェイドグループは、マガシークの発行済み株式のうち、NTTドコモが保有する75%、伊藤忠商事が保有する3%の合計78%の株式を取得。残る22%は、伊藤忠商事が継続保有する。マガシークはジェイドグループと伊藤忠商事の共同運営会社となる。
また、ジェイドグループとNTTドコモ、マガシークの3社でNTTドコモが運営するファッションECサイト「d fashion事業に関する三者間覚書」を締結した。
「d fashion」はジェイドグループとマガシークの2社でサイト開発や運営、物流機能、マーケティングなどを提供する。
今回の株式取得によるシナジーは(1)両社の物流・ITインフラを共通化し、品ぞろえを拡充(2)それぞれの顧客の相互送客(3)B2B向けのECソリューションを提供しているブランドに対して、ジェイドグループのIT・物流内製化プラットフォームの提供(4)グループ全体でヒト・モノ・カネの戦略的なポートフォリオ運営─などを挙げた。