健康食品通販最大手のサントリーウエルネス(本社東京都、沖中直人社長)が2023年10月から本格提供している、ヘルスケア習慣化アプリ「comado(コマド)」が、提供開始から半年で、当初の計画の2倍を超えるダウンロード数を記録している。同アプリはサントリーウエルネスの健康食品などを定期購入している顧客が無料で利用できる。200万人以上いるサントリーウエルネスの定期会員の多くが利用しているという。
「comado」は、ユーザーがヘルスケアを習慣化することを目的としたスマホアプリだ。同アプリでは、スマホで視聴できるフィットネス動画を250本以上ラインアップしている。健康に関する雑誌や、「週刊東洋経済」などの経済紙を好きなだけ読める「読み放題」のコンテンツも提供している。
ユーザーが定期購入している商品に応じて、お薦めのコンテンツを自動で表示する機能も備えている。レコメンド機能については、ブラッシュアップを続けているという。
「comado」の最大の特徴は、アプリを開いたり、アプリ上でコンテンツを視聴したりするだけで、アプリ内でポイントが貯まる点にある。貯まったポイントは、サントリーグループの、食品や健康食品などの製品の購入に充当できる。
サントリーウエルネスの顧客の多くは、60代以上のシニア層だ。アプリのユーザーもシニア層が中心となっているという。アプリユーザーの99%以上が、サントリーウエルネスの商品を定期購入している顧客だとしている。
「comado」アプリについては、シニア層が利用しやすい使用感を追求しているという。アプリにログインすると、目立つ位置にフリーダイヤルを記載したボタンが設置されているのはそのためだ。「アプリの使い方が分からないユーザーが、電話でいつでも問い合わせできる体制を構築している」(サービス事業部磯田純課長)と話す。
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