「comado」は、ユーザーがヘルスケアを習慣化することを目的としたスマホアプリだ。同アプリでは、スマホで視聴できるフィットネス動画を250本以上ラインアップしている。健康に関する雑誌や、「週刊東洋経済」などの経済紙を好きなだけ読める「読み放題」のコンテンツも提供している。
ユーザーが定期購入している商品に応じて、お薦めのコンテンツを自動で表示する機能も備えている。レコメンド機能については、ブラッシュアップを続けているという。
「comado」の最大の特徴は、アプリを開いたり、アプリ上でコンテンツを視聴したりするだけで、アプリ内でポイントが貯まる点にある。貯まったポイントは、サントリーグループの、食品や健康食品などの製品の購入に充当できる。
サントリーウエルネスの顧客の多くは、60代以上のシニア層だ。アプリのユーザーもシニア層が中心となっているという。アプリユーザーの99%以上が、サントリーウエルネスの商品を定期購入している顧客だとしている。
「comado」アプリについては、シニア層が利用しやすい使用感を追求しているという。アプリにログインすると、目立つ位置にフリーダイヤルを記載したボタンが設置されているのはそのためだ。「アプリの使い方が分からないユーザーが、電話でいつでも問い合わせできる体制を構築している」(サービス事業部磯田純課長)と話す。