「クリクラ」ブランドで水宅配事業を展開するナックは2月26日、ワインやウイスキーなどの洋酒の輸入販売を行う巴(ともえ)ワイン・アンド・スピリッツ(以下TWS、本社東京都、二階堂謙一社長)を子会社化した。ナックでは将来的に、掃除用品のレンタル事業や水宅配事業においてクロスセルできる商品の獲得を行っていくという。通販事業の仕入れ強化も図っていくとしている。
TWSはワインやウイスキー、ブランデーなどの輸入販売を展開している。TWSの2023年10月期の売上高は、前期比5%増の5億2000万円だった。
営業利益は同600万円超の赤字だったとしている。
ナックでは、TWSをグループ内に取り込むことにより、ダスキンの代理店としてのレンタル事業や水宅配事業で販売できる、リピート性の高いクロスセル商品を獲得するとしている。グループ会社で運営する通販事業の仕入れ強化も図るとしている。
ナックのレンタル事業や水宅配事業では、主力商品の配達時に、配送員が、顧客にクロスセル商材のチラシを渡す。興味がある顧客に商品の紹介などを行っているという。
ナックによると、TWSの商品も、こうしたチラシをきっかけにクロスセルを提案していく可能性があるという。
続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。
会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。
無料会員登録
会員の方はこちら