化粧品訪販のアイビー化粧品は2月28日、「NF-κB(エヌエフカッパビー)/JAKデュアル阻害剤」の発明について、特許査定を受領したと発表した。アイビー化粧品によると、「NF-κB」と「JAK」は、皮膚疾患をはじめ、免疫異常に起因するさまざまな症状に関与することが報告されているという。同社では、今回の阻害剤の発明は、動脈硬化や心筋梗塞を始めとした疾病の治療薬への応用が期待されるとしている。
アイビー化粧品の特許査定を受領したのは、「NF-κB/JAKデュアル阻害剤」の発明について。請求項は、「水を含んでもよい有機溶媒を抽出溶媒とするオトギリソウの花の葉と茎からの抽出物を有効成分とするNF-κB/JAKIデュアル阻害剤」だという。
アイビー化粧品によると、今回の発明を応用した、化粧品の有用保湿成分は、他社との差別性を発揮するものであると考えているという。天然物由来のNF-κB/JAKデュアル阻害剤の発見は、学術的な面でも高い価値があるとしている。
同社では、発明を自社製品に応用することを計画しているという。発明の特許範囲が、医薬品の領域に広がると考えており、医薬品会社へのライセンス提供などの形で、発明の社会利用の推進を行っていくとしている。
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