電解水素水整水器の職域販売を手掛ける日本トリムは3月5日、同社と東北大学大学院、聖路加国際病院が共同で行ってきた、電解水素水の包括的腎臓病対策研究の成果に関する総説論文を発表した。論文では、電解水素水が細胞内ミトコンドリアを保護するという作用機序について述べている。スイスの学術誌「Antioxidants(オキシダンツ)」に掲載されたとしている。
総説論文では、急性腎臓病や慢性腎臓病、末期腎不全患者の血液透析療法に対する電解水素水の応用研究をまとめている。世界的に行われている水素分子の生体への影響評価研究と照らし合わせ、その推定作用機序や、今後の展望に関して述べているという。
同論文によると、電解水素水については、エネルギーの生産工場といわれる細胞内のミトコンドリアを保護し、抗酸化機構、抗炎症機構、細胞死の抑制機構が働くという作用機序が推定できるとしている。これによって、電解水素水による有用な作用が推察されるという。
急性腎臓病などの血液透析療法の課題は、継続的な酸化ストレスと炎症による細胞の障害だという。
これらを防ぐためには、安全で継続的な抗酸化・抗炎症の対策が必要だと述べている。
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