既存顧客を対象とした「一般呉服」の受注高は、前期に実施していた大規模店内催事の反動減が期初から継続し、前年同期比28.6%減だった。
「振袖」販売とレンタルについては、レンタル志向の高まりやママ振袖・姉振袖を利用する消費者が増加傾向で推移するなか、顧客ニーズに合わせた商品やサービスプランの新設や拡充に努めた。
2023年10~11月にかけて来店者数が一時落ち込んだものの、直近は来店者数、成約率ともに回復基調で推移しているということで、受注高は前年同期比1.9%減にとどまった。
利益面は、物価高や人件費高騰などを背景に商品の仕入単価が上昇し、売上総利益率は前年同期と比べ3.3ポイント低下し60.4%だった。
販管費は、広告宣伝費・販売促進費を中心に経費全体を見直し、削減・効率化を図ってきたものの、売上高の減少と原価率の悪化に伴い、販管費の対売上高比は4.8ポイント上昇した。和装店舗運営事業の営業損失は2500万円(前年同期は営業利益4億7800万円)だった。