相談件数は2023年度に入って急増しており、2022年度と比べると約3倍になっているという。
相談事例では、電話や訪問などで、突然の給湯器の点検を持ち掛けられているという。不安を煽られて、高額な給湯器の交換を迫る手口も多くみられるとした。なかには、「自治体から委託を受けた」「契約中のガス会社から依頼された」などと身分を偽るケースもあるという。
国センは今回の相談内容から、「電話や訪問で給湯器の点検を持ちかける」「点検後に『このままでは壊れる』などと不安にさせる」「『今契約すれば割引する』と契約を急がせる」ことなどを問題点に挙げた。
今回の相談で、契約当事者の7割以上が70歳以上になっているとし、高齢者に特に注意してほしいトラブルとして注意喚起を促した。