当期は、ドレスの仕入れを下着に回して販促を強化した。同様に新しいブランドの下着販売も積極的に行ってきた。「在庫調整をきちんとしつつ、売れる時に販促してきた」(同)と言う。原材料や物流費の高騰、為替の変動などの影響で、商品を値上げしているものの、仕入れや在庫管理を徹底し、値上げと値下げのバランスを保ちながら販促を続けてきた。
2024年3月以降は、海外展開やECモールなどを強化する計画。海外展開においては「韓国や台湾、タイに進出する。韓国を先行するだろう」(有友社長)。海外は店舗展開で攻勢を図っていく予定だ。
これまで自社ECが好調だったため、モールでの販促に注力してこなかったが、「モールの特徴をきちんと理解して商品開発などを進めれば、成長できる可能性は十分にある。改めて、アマゾンや楽天市場など主要モールの分析をしていく」(同)としている。
また、CRMの強化も進めていく計画。顧客分析を強化した提案型の展開と、サイトにもっと顧客が訪問する施策も推進していく。