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2024.03.15

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ジャパネットロジスティクスサービス、競技大会を開催 設置品質の向上を図る

競技大会の様子

ジャパネットホールディングスのグループ会社で商品の配送・設置サービスを行うジャパネットロジスティクスサービス(本社長崎県、上田裕一郎社長)は3月1日、設置品質のさらなる強化を目的に設置品質競技大会を開催したと発表した。切磋琢磨する場を設けることで、作業員全体の設置品質の向上につなげている。

大会には、全国各地の設置協力会社の作業員が集まった。「エアコン設置工事」「大型配送」の2部門において、技術を求める「実技審査」と知識を問う「筆記試験」の合計点を競った。

大会のテーマは「ジャパネット設置品質の更なるシンカを目指して」。シンカにはサービス体制の「進化」、プロとしての技の「深化」、人間力の「真価」の三つの意味があるという。知識や技術のほか、顧客への応対力も審査の対象となり、「お客さまのワクワクに想いを乗せて商品と応対の感動を届ける」というジャパネットロジスティクスサービスの想いを込めた審査内容となる。

「エアコン設置工事」では、「直前まで冷房運転をしており、室内機ドレンパンに水がたまっている」「室内機据付場所の下に動かせないテレビ台がある」というシチュエーションを設定した。訪問時から設置後までの顧客への説明が審査対象となり、エアコンの設置技術のほか、細かい配慮と応対力などが求められた。

「大型配送」では、今回の大会では2人1組で大型冷蔵庫の設置競技を実施した。搬入経路には回り階段と呼ばれる180度の折り返しがある階段を通す必要があり、高い搬入技術が求められた。搬入経路や冷蔵庫へ傷をつけないための養生技術や、安全に作業を進める上で必要な作業員間の声掛け、顧客に対する丁寧な応対力が審査対象となった。

人手不足解消につなげる



▲配送ルートを短縮化

ジャパネットロジスティクスサービスは「物流2024問題」に対応するべく、作業員への負担を最小限にできるよう、業務効率のアップ・ドライバーの稼働時間最適化に取り組んでいる。主に(1)再配達率8%以下(2)経由地を減らして配送ルートを短縮化(3)作業員専用アプリ─などに注力している。

ジャパネットでは一部商品を除き、基本的に注文時に日時指定を確認する。発送時には案内メールを送り、再通知を行うことで再配達率が減少している。

また、これまで一つの商品を届けるまでに2~3の経由地が発生していたルートを見直した。配送業者が倉庫から直接設置作業員に届けるルート配送を実施した。経由地での積み直しが減るため運送破損率も低減したという。物流拠点は全国4ヵ所に設け、長距離を避け、中・近距離で顧客のもとへ商品を配達できるようにしている。




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