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2024.03.22

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ハルメク、予算の150%と出足好調 大阪に2店舗目の実店舗を開設

勝谷進店舗事業部部長

シニア向けの女性雑誌「ハルメク」を発行するハルメク(本社東京都、宮澤孝夫社長)は3月6日、大阪・大阪市阿倍野区の百貨店「あべのハルカス近鉄本店」に実店舗を開設した。大阪では、「阪神梅田本店」に続き2店舗目の開設となる。勝谷進店舗事業部部長は「出足は順調で6、7日は予算の150%で推移した」と話す。

「ハルメク おみせ あべのハルカス近鉄本店」では、ファッション、インナー、コスメ、靴などの商品を販売する。コスメでは、2024年1月に発売したピュアビタミンCを国内最高レベルの濃度である35%配合した美容液「ハルメク C35プレミアム」も取り扱う。ハルメクの通販サイトや、カタログ、実店舗での販売状況を見て、店舗で取り扱う商材を決めたという。

大阪に出店を続ける理由として、「大阪は大きいマーケットであること、さらに当社の『ハルメク』の利用者数が関西地方(大阪)に多いことなどが関係している。梅田、難波、天王寺は抑えたいと思っている」(勝谷部長)と話す。

店舗開設後の訪問者数も好調だ。その要因として、「あべのハルカス近鉄本店」にも販促を依頼したり、「ハルメク」で店舗開設の情報を掲載したり、新聞広告に出稿したことなどが奏功したという。


▲「あべのハルカス近鉄本店」に実店舗を開設

「『ハルカス』が顧客に送る書類に同梱物として、店舗を開設するニュースを同梱して確実に消費者の手元に届くことを意識した。さらにいうと、ハルメクとしては、そのような訴求ができる施設への出店を重要視している」(同)と話す。

顧客のリストを獲得


通販事業者にとっては、顧客のリストが重要になる。ハルメクでは、店舗での購入者に、その場でアンケートを記入してもらうことを促し、顧客リストの確保に注力している。購入後にアンケートを送るのではなく、店舗で住所や氏名などの記入を促している。

「住所を記入してくれたら、カタログを送付して、豊富な商品を知ってもらえる。その後、カタログで購入するのか、それとも店舗で購入するのかは、顧客が好きな場所を選んでもらえればいいと思っている」(同)と話す。

今後は店舗でイベントの実施も検討しているという。「ハルメク」で人気のコスメに詳しい人を招いて、オフラインイベントを実施するという。「ハルメク」と「あべのハルカス近鉄本店」で告知をし、新規顧客と既存顧客からの参加を狙う。

「目指す姿は『ハルメクの店舗に来たらワクワクするな』『有益な情報を学ぶことができるな』と思ってもらいたい」(同)と展望を話す。




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