同社の主要事業は、売上高の全体の約95%を占めるD2Cブランドの「北欧、暮らしの道具店」だ。コンテンツを強みとし、年間購入者数は約20万人にのぼる。2023年8月にファッションD2Cブランド「foufou(フーフー)」を買収している。
「北欧、暮らしの道具店」単体の事業では、アウターや新作のスキンケア商品が好調だった。同事業の売上高は、同19.1%増の17億2200円となった。商品紹介動画の支持の高さも奏功したという。
「ドキュメンタリー形式の質の高い長尺の動画に挑戦した。コンテンツが商品購入の動機となり、好評だった。このようなノウハウを生かして、ブランディングソリューションとして外販にもつなげたい」(取締役CFO 山口揚平氏)と話した。
「foufou」については、在庫適正化を目的に、ブランド初のセールを実施した。カジュアルウェアの新商品も好調で、今後も安定した業務体制の構築を進めるという。
今期について、「これまで非常に良い結果が出ている。新規顧客もしっかり獲得できたと思う」(青木耕平社長)と話した。