大手製薬メーカーの小林製薬は3月22日、機能性表示食品のサプリ「紅麹コレステヘルプ」を摂取した購入者の中で、13人に腎疾患が発生したと明らかにした。「紅麴コレステヘルプ」など5製品を自主回収することも発表した。同社によると、製品に使用している紅麹原料の成分分析を行った結果、一部の紅麹原料に、小林製薬が意図しない成分が含まれている可能性が判明したとしている。
自主回収の対象商品は、通販で展開している「紅麹コレステヘルプ 45粒 15日分」「紅麴コレステヘルプ 90粒 30日分」、ドラッグストアなどの店頭で販売している「紅麴コレステヘルプ 60粒 20日分」の3製品。「ナイシヘルプ +コレステロール」「ナットウキナーゼサラサラ粒GOLD」の2製品も自主回収の対象となっている。
3月22日時点では、製品と腎疾患との関連性や、腎疾患の原因となる成分の特定には至っていないという。健康被害の拡大を防ぐために、関連性が幅広く考えられる製品の自主回収を行うに至ったとしている。
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