「アスタルテ」は、健康な妊婦の膣菅から分離された四つの生きた乳酸菌(クリスパタス菌・ガセリ菌・ジェンセニ菌・ラムノサス菌)を配合したプロバイオティクス素材だ。膣内の常在細菌叢を健康な状態に保つことをサポートするとしている。
帝人が先行して提供している、機能性関与成分の乳酸菌素材「UREX(ユーレックス)」はこれまで、9社10製品の機能性表示食品に採用されてきた。
乳酸菌「UREX」は、女性の膣内環境を改善する機能を有している。「UREX」は、女性の膣内フローラを整える機能がある二つの乳酸菌の総称だ。
帝人によると、一般的に、女性の膣内は、善玉菌と悪玉菌が混在している状態で、悪玉菌の数が多くなると、おりものの色が変わったり、どろどろになったり、刺激臭がするようになる人が多いという。膣内の悪玉菌の増加は、免疫力の低下が原因といわれている。悪玉菌の多い状態が続くと、細菌性膣症のリスクが高まるケースもあるとしている。
乳酸菌「UREX」や「アスタルテ」を使うことで、こうした細菌性膣症のケアにつなげることが期待できるとしている。
帝人では、サプリメントで膣内環境をケアできるということを、医学会でのセミナーなどで啓発している。
帝人が、婦人科の医師が集まる学会のセミナーで、「UREX」の機能などについて紹介すると、医師は、自分のクリニックの患者に、サプリによる膣内ケアのメカニズムや、「UREX」を使ったサプリなどを紹介するという流れができているとしている。
帝人の医学会でのセミナーは、年2回のペースで開催しており、毎回200人前後の医療関係者が聴講しているという。
帝人によると、乳酸菌「UREX」を使った機能性表示食品を販売している企業では、最終製品の定期購入の継続率が高いという声が聞かれているそうだ。
膣内環境ケアに課題を持つ、20~30代の女性や、50~60代の女性が、メインユーザーとなるケースが多いとしている。