同アワードは、日本の全てのセラーを対象に、2023年の販売実績やバイヤー(買い手)評価、年間での成長率、商品カテゴリーごとの成績などを選考基準に、優秀セラーを選定した。
最優秀賞である「セラー・オブ・ザ・イヤー」は、カメラ専門店「Map Camera(マップカメラ)」を展開するシュッピンが受賞した。シュッピンは、「カテゴリーグロースアワード」のカメラカテゴリー、新設となる「顧客満足度アワード」も受賞し、アワード創設以来初となる3冠を達成した。
シュッピンのグローバル戦略部長 小野新平氏は、「今回、うれしいことに『顧客満足度アワード』も受賞できた。お客さまが商品を選ぶときにどういうところを見るのか、お問い合わせにどう回答するのが良いのか、個別の要望をどうくみ取って実現するか、をチームのメンバーと話し合いながら取り組んできたことが良かったと思う」と話す。
GMVは二桁成長
▲イーベイ・ジャパンの岡田雅之代表
2023年の越境ECトレンドについて、イーベイ・ジャパンの岡田雅之代表は、「国内セラーの『eBay』における総流通額(GMV)は二桁成長となった。もちろん円安の影響もあるが、それよりもセラーのパワーアップが著しかった。世界の市場から日本の製品がより求められていることも背景にある。昨年末に真贋鑑定の配送センターをアジアで初めて日本に設立した。公式の配送ソリューションも強化している。米国向けに加えて、欧州向けに展開したいという相談も増えている。2024年は日本のプレゼンスが『eBay』を通して世界に広がっていく年になると思う」と語った。