ヒト幹細胞培養液の化粧品やアルガトリウム配合のサプリメントを主力にネットワークビジネス(NB)を展開する美・Style(本社愛知県)は、創業10周年を迎える2025年に向けて、「10周年プロジェクト」を始めた。4月から、プロジェクトの三つの柱の一つ「社会経済活動」の一環として、4月から新たな研修制度を始める。創業当初から人気の高いサプリメント「CELLVVIS(セルヴィス)」の販売状況や10周年プロジェクトについて古田社長に聞いた。
──2024年5月期の取り組みと業績の見通しについては?
新たなリーダーの育成が進んでおり、新しい組織の育成に手応えを感じている。スキンケアのラインアップが増えたことで、美容関連の経営者の登録も増えてきた。サロンなどでは、当社製品を使った施術コースを構築することもニーズとして増えている。
──「10周年プロジェクト」を発表した。
2025年に創業10周年を迎えるにあたり、人・社会・地球環境という三つの健康を同時に叶えることをコンセプトにしたもので、三つの事業を新たに始める。これまで取り組んできた企業理念をベースにした取り組みを、より具体的に、2025年というゴールをより明確に分かりやすくした。
「社会経済活動」の一環として、4月から新たな研修制度を始める。会員が専門的な知識を学べる教育プログラムを構築した。皮膚科学や薬機法などを学び、トレーニングを含めた認証制度を導入する。
4・5月に「初級コース」(東京・福岡)、6・7月に「中級コース」、8・9月に「上級コース」をそれぞれ第一期生として始める。外部から美容や社員研修などの専門家を招いて、商品知識を高めるほか、コンプライアンス、ビジネス活動の基礎を学べるようなコンテンツを用意する。この研修を通じて当社の企業理念をはじめ、正しいビジネス活動、コンプライアンスを学べる機会にしたい。
7月に大阪で開催するラリーでは、「商品事業」について大きな発表を控えている。環境に配慮した洗剤など地球環境の改善に貢献できる商材に磨きをかけていく。
──サプリメント「CELLVVIS(セルヴィス)」については?
「CELLVVIS(セルヴィス)」は、活性型DHAアルガトリウムを配合したサプリメントだ。これまで3回のバージョンアップを実施し、レッドオレンジコンプレックスやノビレチンといった成分を配合している。
3年間のコロナ禍を経て、サプリメントのニーズが高まったように感じている。その中でもより良いもの、機能性の高い商品を選んでいる印象だ。最近では、追加注文も多く、会員が家族で愛用しているようだ。
「セルヴィス」は、創業から販売するサプリメントで私自身の思い入れも強い。スペインの「ブルディテクノロジー社」の原料を使っており、GMP認証を取得して差別化を図っている。
根強い愛用者によるリピート購入が多く、売り上げも落ちることなく安定している。ここ数年は、スキンケアを中心に美容に力を注いできたので売り上げが落ちることも覚悟していたが、健康への関心は高くまる一方だ。「セルヴィス」は美容の側面もあり、エイジングケアに関するエビデンスがある。サプリメントの素材として「アルガトリウム」の認知は高いとは言えないため、伸びしろが大きい。美容を前面に押し出す中で、サプリメントによる接点にも期待したい。
「10周年プロジェクト」を掲げ、NBを通じて、製品の販売にとどまらず、人に感謝を伝える人生の素晴らしさといった道徳観を広めていきたい。
アルガトリウム配合のサプリ「CELLVVIS(セルヴィス)」展開
活性型アルガトリウム配合のサプリメント「CELLVVIS(セルヴィス)」を展開している。シチリア特産の赤色果肉のオレンジに豊富に含まれる天然の色素「レッドオレンジコンプレックス」や柑橘類に含有されるフラボノイドの一種「ノビチレン」を加えた。
▲「CELLVVIS(セルヴィス)」
※ Style / style / STYLE