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2024.04.01

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【訪販健康食品 トップインタビュー】 イオスコーポレーション 石川雄志社長「新製品の浸透図る1年に」


ネットワークビジネス(NB)でハーブティー「ジェイソン・ウィンターズ・ティー(以下JWT)」を販売しているイオスコーポレーション(本社東京都、石川雄志社長)は、能登半島地震の被災者支援を、さまざまな形で行っている。同社の支援で石川・輪島市に設置した2台の大型逆浸透膜浄水器は、フル稼働の状態だという。同社の2023年12月期の売上高は前期比18%増の32億5000万円(税込35億1000トラプロテイン」も会員から好評だとしている。同社の石川社長に話を聞いた。




大型逆浸透膜浄水器を設置

─まずは能登半島地震の被災者支援の取り組みについて聞きたい。

製品売り上げの一部を寄付するなど、さまざまな支援の取り組みを行ってきた。中でも、大型の逆浸透膜浄水器による支援は特に好評だった。浄水器メーカーであるトップウォーターシステムズと協力し1月、飲料水を毎時1000リットル製造できる大型逆浸透膜浄水装置を、輪島市の2カ所に設置した。生活用水ならば毎時3000リットルを製造できる。トップウォーターシステムズの社長とは以前から何度も話したことがあった。震災発生後に連絡したところ、大型の逆浸透膜浄水器を現地に設置する取り組みを準備中ということだった。そこで「当社としても支援させてほしい」とお願いし、計2台の設置が決まった。現地では、水不足が深刻。逆浸透膜浄水器ならば川の水を飲み水に変えることができる。設置以来、フル稼働の状態と聞いている。

当社では昨年、逆浸透膜浄水器「r-eos(アールイオス)」を発売した。今回の震災を通して、逆浸透膜で間違っていなかったと実感した。最近問題となっている有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」に対応できる点なども会員にしっかり理解してもらい、広げていきたい。

このほど、「アールイオス」で作った2リットルの水も発売した。5年保存が可能で、非常用の備蓄としても提案している。


─昨年から今年にかけてさまざまな新製品を発売したが、売れ行きは。

「ナトラプロテイン」の売れ行きが好調だ。加齢による筋力減退の対策商品として開発した。大豆プロテインと動物性のプロテインの両方を配合しており、お互いの弱点を補うことができる。動物性プロテインとしては、グラスフェッドの牛のWPIを使用している。WPIでは、糖質・脂質が極力カットされており、乳糖不耐症になりにくい。

変わったところでは1月に発売した「アロマシア ゴールドヘアブラシ」が、静かなヒット商品となっている。税込7700円だが、すでに1000本が売れている。24金コートのブラシとなっており、髪がよくまとまると好評だ。このブラシが入会のきっかけとなる事例も出てきている。

「ナトラプロテインを投入

─健康食品の展開についても聞きたい。

「JWT」はご存じのように多くの人に喜んでいただいているハーブティーだ。近年は、ミトコンドリアに対する有用性も分かってきている。一方、「バイオプラス」は繊維質と有胞子性乳酸菌を組み合わせたサプリ。13年前に商品化した。繊維質を摂取することの重要性を引き続き訴求していきたい。ここに昨年「ナトラプロテイン」が加わった。これら3品はいずれもベースになるものだ。基本はこの3品で、あとは通常の食事をとってもらいたい。

─昨年の創立20周年を機に、ビジネス展開が大きく変化したが。

流れが大きく変わった。以前は「『JWT』だけ」の時期もあったが、切り口が多様化した。化粧品「アロマシア」シリーズや「アールイオス」「ナトラプロテイン」など柱になる製品が続々と出てきている。独自のアプリ連動フィットネスバイク「e-Homebike(イーホームバイク)」も、じわじわとユーザーが広がってきている。

─2024年の展開は。

2024年は、評論家で精神科医でもある和田秀樹さんのラジオ番組の協賛なども行っていく。

台湾では4月13日に、イオス台湾のプレオープンイベントを開催する。9月のグランドオープンを予定している。

12月には、「JWT」の開発者であるサー・ジェイソン・ウインターズ氏の没後20年を機に、メモリアルイベントの開催も予定している。

いずれにせよ、さまざま発売した新製品の浸透を図る一年となりそうだ。

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