健康食品通販最大手のサントリーウエルネス(本社東京都、沖中直人社長)の2023年12月期の売上高は、前期比1.4%増の1162億3400万円だった。売上高の伸長率は鈍化したものの、営業利益は2桁増となり、大幅増益となった。
サントリーウエルネスの2023年12月期の営業利益は、前期比12.1%増の182億600万円となった。
サントリーウエルネスでは2023年9月から、会員制度「サントリーウエルネスクラブ」のサービスを開始。連動する健康行動促進アプリ「Comado(コマド)」の提供も開始するなど、既存顧客の継続率を高めるための施策を強化している。
定期顧客が無料で使えるスマホアプリ「Comado」は、アプリを開いたり、アプリ上でコンテンツを開いたりするだけで、ポイントが貯まるサービスだ。
貯まったポイントは、サントリーグループの製品の購入費用に充当できる。
「Comado」アプリは、本格提供開始から約半年となる2024年3月時点で、同社の想定の2倍のペースでダウンロードされているという。
2023年12月期中に販売数が伸びた製品は、サプリメントでは「ロコモア」、化粧品では「VARON(ヴァロン)」だったとしている。
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