医薬品・化粧品を製造するメディプラス製薬は3月8日から12日に米国で開催されたアメリカ皮膚科学会(AAD)で、独自成分の「オゾン化グリセリン」がアトピー性皮膚炎に有効であるとの研究発表を行った。
AADは世界最大規模の皮膚科学会とされ、AAD協会には約2万人の皮膚科医が会員になっているという。年次大会には1万人以上が参加している。
メディプラス製薬は50年前からオゾンの応用開発を手掛け、化粧品原料として「オゾン化グリセリン」を特許登録している。
「アトピー性皮膚炎への安全性と有効性の評価」と題した研究発表では、患者7人に「オゾン化グリセリン」原液を希釈したものを3週間外用した臨床試験を行った結果、赤みやかゆみを引き起こさず、角質水分量を高めることが確認できたとした。
治療によって症状がよくなってきた期間のメンテナンスとして有効性があり、アトピー性皮膚炎患者の肌自体を強くし、バリアの改善でかゆみを抑える効果が期待できると説明している。
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