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2024.04.11

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QVCジャパン、AIの店員が接客 空間のさらなる活性化へ

AIのショップ店員が接客に対応

テレビ通販大手のQVCジャパン(本社千葉県、伊藤淳史CEO)は4月2日、メタバース空間において、初の試みとなるAI(人工知能)のショップ店員が接客を行うサービスの試験的運用を開始した。実際にAIの店員が接客を行うことで、空間に、にぎわいが出ることで活性化につながるという。

QVCジャパンはRelicが運営するメタコミュニケーションサービス「MetaMe(メタミー)」にバーチャルショッピング空間「メタバースQVCお買い物PLAZA」を期間限定で出店している。

AIショップ店員の「グルmetaQ(グルメタキュー)」は、「メタバースQVCお買い物PLAZA」3階のキッチン&フードブースのみにて展開する。ユーザーからテキスト入力で寄せられた質問に対して、テキスト、またはミュートボタンを解除するとテキストを音声で読み上げて回答する。

現時点においては、「質問を通じた顧客ニーズの探索やQVCでのお薦め商品の提示、QVCに関する質疑応答などに対応する。フード商品に特化したAIとして稼動しているが、汎用の応答を目的としている」(QVCジャパン メタバースプロジェクトチーム)と話す。

AIショップ店員を試験的に導入することで、顧客がどのように利用するのかを検証し、今後の運用方針の作成にもつなげたい考えだ。

「急な完成形を制作しても、顧客が求めていることとのミスマッチが起きやすく費用対効果が見込めない可能性があることも想定できる。一方、どのような要素を追加すれば顧客の利便性向上につながるかの追及は実際に使っていただかないと見えてこない。現状では、テストとして段階を分けて、必要な要素を足していく方向性だ」(同)と説明する。




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