化粧品のサロン販売を行うCPコスメティクスの専売代理店「クリエイティブプロダクツ神奈川」のサロン「CPサロン 松ヶ丘本店」は、2022年度(2022年4月―2023年3月)の売り上げが、全国の直営店部門の中で1位になった店舗だ。松ヶ丘本店の柳田陽子店長は、「サロンスタッフ全員で一人のお客さまを接客することにより、全員で、お客さまの喜びやお気持ちを共有するようにしている」と話す。柳田店長に、CPサロンで働くことになったきっかけや、サロンの仕事に対する思いを聞いた。
CPサロンの仕事は運命
─CPのサロンで働くようになったきっかけを教えてください。
CPサロンで働き始めたのは21年前でした。まさに運命の出会いでした。
私の実家は愛知県でしたが、夫の転勤で関東や関西を転々とし、ようやく神奈川・茅ヶ崎に家を持つことになりました。見知らぬ土地で、小さな子供を抱えたまま、仕事を探すのは不安でいっぱいでした。
そんな時、募集広告で、CPサロンの松ヶ丘本店のスタッフを募集していることを知りました。当時は、カフェの面接などを受けても、子どもがいることを理由に断られていました。そんな中、CPサロンを運営するクリエイティブプロダクツ神奈川の土屋晃成社長は、「みんなで頑張ろう」と言ってくれました。
当時は、「化粧品の販売にはノルマがある」と思っていました。しかし、松ヶ丘本店はノルマがありませんでした。「こんなにも一人一人の肌に向き合って、その人の生活や家族環境にも関わる仕事ができるのか」と感動しました。
テンションの少し上
─柳田さんの接客のテーマは何ですか?
CPサロン松ヶ丘本店では、「全員接客」を心掛けています。
サロンに通ってくださるお客さまを、店長とスタッフ全員でお迎えし、全員でお見送りします。フェイシャルエステは、スタッフが交代で実施しますが、お客さまから感じる「テンション」は、全員で共有するようにしています。
お客さまは、その日によって気分が異なります。元気な時もあれば、ちょっと下がり気味の時もあります。当店では、「お客さまのテンションよりも少し上でいよう」と話し合っています。お客さまよりも楽しすぎては、疲れさせてしまいますし、お客さまよりもテンションを下げてもいけません。お客さまよりも少し高いテンションで接客すると、気持ちよく帰っていただけると思います。
─スタッフにはどのような指導をしていますか?
当店のスタッフは、全部で9人います。中には、20代のスタッフもいます。「全員接客」が大事ですから、元気がないスタッフがいれば、必ず話を聞くようにしています。
充実した職場環境で、みんなが働きやすいように、ケアしてあげるのが、私の仕事だと思っています。
私が店長になってから働き始めたスタッフ2人が、それぞれ独立してサロンを持ったり、別の店舗の店長になったりしています。成長してくれるのがうれしいです。
クリエイティブプロダクツ神奈川には、「CPサロンに携わる人々が、サロンを通して生まれるコミュニティーの楽しさと、美しくなることの楽しさを共有し、魅力ある人間を目指す」という理念があります。CPサロンを通して、何かにチャレンジしてもらえるような人を作っていきたいです。