コスモテック、ウェアラブルメモのプロモデル 現場の声を採用し開発・発売

粘着製品の印刷・加工・開発・製造販売を行うコスモテック（本社東京都、高見澤友伸社長）は2月、油性ボールペンで書ける、バンドタイプのウェアラブルメモ「wemo（ウェモ）」のプロモデル「wemo PRO（ウェモプロ）」の販売を開始した。「wemo PRO」の開発にあたっては、実際に「wemo」を利用していた救助隊員の声を聞き取って参考にしたという。

「wemo」は、腕時計のように腕に巻いて使用できるメモ用具。油性ボールペンで直接書き込むことが可能だ。ホワイトボードのように、消しゴムや指で擦ることで、油性ボールペンで筆記した跡を消して再度利用することができるという。

水に濡れても書いた文字が消えない。そのため、手を洗う機会が多い、介護士や看護師などの医療従事者でも、便利に使えるという。

プロモデルである「wemo PRO」は厚さが通常モデルの1.5倍で、長さは1.7倍となっており、ストラップホールが追加されているという。


▲腕時計のように腕に巻いて使用できる

長さが増したことにより、防火服など分厚い素材の衣服の上から着用することもできるようになったという。

開発に当たって、実際に「wemo」を利用していた、愛知県の救助隊員から聞き取り調査を行った。その際に寄せられた、「防火服のような分厚い衣服の上からでもしっかり着用できると良い」「ストラップホルダーがあると無くしにくいので便利」といった声を製品に反映し、「wemo PRO」が今の形で開発されるに至ったという。

「wemo PRO」の価格は税込2530円。通常版の「wemo」は税込み1320円となっている。