水宅配国内最大手のプレミアムウォーター(本社東京都、金本彰彦社長)は、6月28日付で、ビックカメラグループのビックライフソリューション(本社東京都)が展開する水宅配サービスと浄水型ウォーターサーバーの事業を継承すると発表した。ビックライフソリューションの水宅配・浄水型サーバーの顧客は、プレミアムウォーターが引き継ぐという。ビックライフソリューションの水宅配の新規の申し込みは、5月7日時点で停止している。
ビックライフソリューションは、宅配水サービス「puhha(プッハ)」と、浄水型ウォーターサービス「TAPURI(タプリ)」を展開してきた。
「プッハ」については、2022年9月から、家電量販店の「ビックカメラ」の店舗に来店する顧客に対して、対面で販売を行ってきた。冷蔵庫や洗濯機などといった白物家電を購入する顧客を中心に、水宅配サービスの併せ買いを提案していた。
「タプリ」は、2023年8月から、同様の方法で提案していた。
プレミアムウォーターでは、ビックライフソリューションの水関連サービスを引き継ぐことで、生産性の向上を図れると考え、事業の継承を決定したとしている。
6月28日以降は、プレミアムウォーターの子会社であるプレミアムウォーター富士(本社山梨県、武井道雄社長)が、「プッハ」と「タプリ」の既存顧客向けのサービス提供を継続していくという。
「プッハ」と「タプリ」について、新規顧客の獲得を行っていくかなどは未定だとしている。
ビックカメラグループでは、「プッハ」と「タプリ」の契約顧客件数を明らかにしていない。ビックライフソリューションが、水宅配関連事業の譲渡以降、どのような事業展開を行うかなどは明らかにしていない。
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