楽天グループ、「楽天AI大学」開設 基礎知識やツールの活用法を解説

楽天グループ（楽天）は4月30日、「楽天市場」の出店者向けにAI技術の基礎知識やAIツールの活用法について学べる動画講座「楽天AI大学」を開設した。出店店舗のAI活用の促進により、店舗運営の効率化や生産性向上の支援を加速する。

「楽天市場」出店者向けにECノウハウを提供する学習サービス「楽天大学」内のEラーニング形式の「RUx（アールユーエックス）」において、動画講座「楽天AI大学」の提供を開始した。AI技術に関する理解促進と店舗運営におけるAIツールの活用推進が目的。

今年3月に提供を開始したAIを活用した店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」の各機能の利用方法や出店店舗の活用事例などを学ぶこともできる。

将来的には、ビジネスパーソン向けの学びの場として開設したウェブメディア「楽天大学ラボ」においても、業界の有識者の知見を交えたAIに関する知識や教養を身に付けるための動画コンテンツを一般ユーザー向けに配信するなど、今後も順次コンテンツを拡充するとしている。

楽天はAI化を意味する造語「AI-nization（エーアイナイゼーション）」をテーマに掲げ、さらなる成長に向けて、ビジネスのあらゆる面でAI活用を推進している。「楽天市場」においても、AI技術活用によるユーザーの買い物体験や利便性の向上、出店店舗の店舗運営の効率化に取り組んでいる。

今回の取り組みにより、出店店舗のAI活用を促進し、店舗運営の効率化や生産性向上の支援体制をさらに拡充した。