バロックジャパンリミテッドの2024年2月期の決算におけるEC売上高は、前期比0.6%増の106億2000万円だった。自社ECを基盤にしつつも、ECモールなどの他社ECの売り上げが特に伸長しており、増収につながっているという。
同期のEC売上高について、「他社ECが前期比で4.4%伸長しており、前期比増収となった。ゾゾタウンを中心に、他社ECが好調で、全体を押し上げている」(経営企画室IR担当)としている。
「ゾゾタウン」の売上高は、通期で好調を維持しており、前期比6.7%増と伸長したという。「今期(2025年2月期)も引き続き、ZOZOでの売り上げ強化に取り組む予定だ」(同)としている。
今後、店舗・自社ECの購買体験をより一層深化させるとしている。具体的には、「実店舗や自社ECの利用顧客に対して、お礼のプッシュ通知を行い、来店いただいた店舗のスタッフによるコーディネート提案を送信するなど、さらなる購買につなげる取り組みを行う」(同)と言う。
自社ECからの試着予約の情報を、実店舗での購買におけるマーケティングデータ収集にも活用するとしている。